東京オリンピック 男女体操競技に注目
体操競技とは、柔道・バレーボールなどと並んで昔から「日本のお家芸」といわれてきました。
実際にこれまで男子の個人・団体種目にて100個近いメダルを獲得してきた歴史をもち、特に1970年代までは無類の強さを誇っていた歴史をもちます。
そんな日本でしたが、1984年のロス大会で森末慎二が10点満点を出して金メダルを獲得したような事例があるものの、1980年代からはしばらく低迷していました。しかし、2004年のアテネオリンピックにて男子団体金メダルを獲得したあたりから本格的に復調していきます。
特に2010年代に入って内村航平というスーパースターが世界的に活躍するようになって、日本は「体操王国」のイメージを取り戻したようなところがあります。内村航平(1989年生)は2012年・2016年とオリンピックの個人総合で金メダルを獲得したのち去就に注目が集まっていました。
そんな彼でしたが、地元開催の東京オリンピックで活躍する事を目指して2016年秋には早くも現役続行宣言をして国民を安心させます。内村航平には3大会連続の個人総合優勝の期待がかかるほか、白井健三などの若手も急成長する中で団体種目での金メダル獲得にも期待がかかっています。
男子とは対照的に女子競技において女子はもう50年以上オリンピックでメダルを獲得できていません。
しかし2016年のリオ大会にて団体総合4位に入ったほか村上茉愛などの若手が急成長しているため、女子種目に関してもメダル獲得の期待が高まっている状態です。